「夏は暑すぎて作業がつらい」「冬は寒さで暖房費がかさむ」──そんな悩みを抱える工場や店舗、施設は少なくありません。空調設備を強化しても、電気代の高騰が追い打ちをかけ、根本的な解決につながらないこともあります。実は、こうした問題の多くは「熱の伝わり方」にアプローチすることで改善できるのです。
遮熱材 Eeeサーモ は、純度99%のアルミによる遮熱効果で輻射熱を最大97%カット。夏は涼しく、冬は暖かく、一年を通して快適な室内環境を実現します。本記事では、Eeeサーモの特長やメリット、施工方法、種類の選び方、さらに導入前の疑問点までわかりやすく解説します。
この記事のポイント
- 遮熱材 Eeeサーモの仕組みと他素材との違いがわかる
- 導入による快適性アップと省エネ効果を理解できる
- 施工方法や選び方、導入前の疑問を解消できる
遮熱材 Eeeサーモとは?特長と仕組み
遮熱材「Eeeサーモ」は、表面に純度99%の純アルミニウムを採用した高性能な遮熱材です。
この純アルミは、太陽から届く輻射熱(ふくしゃねつ)を特に強く反射する性質を持っており、その反射率はなんと最大97%。一般的な断熱材では対応しにくい「熱の放射」に着目し、空気の温度だけでなく、熱の伝わり方そのものをブロックするのが最大の特長です。

遮熱材と断熱材の違いをわかりやすく解説
暑さ・寒さ対策にはいくつかの方法がありますが、それぞれ熱の防ぎ方が違います。
断熱材は、熱の伝わりをゆっくりにして室温を保つ素材。冬の保温に効果的ですが、夏の熱対策にはやや弱めです。遮熱塗料は、屋根や外壁に塗ることで表面温度を下げる塗料ですが、室内に入る熱はある程度残ります。

純度99%アルミで輻射熱を97%カットできる理由

Eeeサーモが高い効果を発揮する理由は、表面に使われている純度99%のアルミです。アルミは赤外線を反射する性質があり、これにより太陽からの輻射熱を大幅に遮断できます。
具体的には最大97%の熱を跳ね返すため、屋根や壁から室内に伝わる熱を抑制します。夏は室温上昇を防ぎ、冬は暖気を逃がさないので、一年を通じて快適さを実現できるのです。
「冷房が効きやすくなった」「冬も暖かく感じる」という声が多いのは、この高い遮熱性能によるものです。
夏は涼しく、冬は暖かく!遮熱材のメリット

遮熱材 Eeeサーモを導入することで得られるメリットは「快適性の向上」と「省エネ効果」の両立です。
夏は暑さを抑え、冬は暖かさを維持しながら、冷暖房にかかるエネルギーを削減できるため、長期的なコスト削減にもつながります。
夏は涼しく!空調効率アップの仕組み

「エアコンをつけても室内がなかなか涼しくならない…」そんな経験はありませんか?
その原因は、屋根や壁から侵入する輻射熱です。Eeeサーモはこの輻射熱を97%反射し、室内への熱の侵入を抑えることで空調の効きが向上します。
結果として、冷房の設定温度を必要以上に下げなくても快適に過ごせるのです。これにより電気代も抑えられ、作業効率アップにもつながります。
- 室温上昇を防ぎ、冷房効率を向上
- 冷房設定を強くしなくても快適
- 電気代削減と作業効率改善
冬は暖かく!暖房効率を高めるポイント

冬場は、せっかく暖めた空気が屋根や壁から逃げてしまうことがよくあります。Eeeサーモは内側の暖気を反射して室内にとどめるため、暖房の効きが良くなります。
これにより、少ないエネルギーで効率よく暖かさを維持でき、従業員や利用者にとって快適な空間が生まれます。「以前より暖房の効きが早くなった」と感じるのは、Eeeサーモの遮熱効果によるものです。
電気代削減とCO₂削減の経済的メリット

Eeeサーモの導入は単なる快適性の向上だけではなく、経済的な効果も大きいのが特徴です。
冷暖房の稼働時間が減れば、その分電気代を削減できます。さらに、使用エネルギーが少なくなることでCO₂排出も減り、環境への負荷を軽減できます。
施工方法と使える場所

遮熱材 Eeeサーモは、軽量で柔軟性が高いため施工しやすいのが特長です。屋根裏や壁の内側、床下など幅広い場所に設置でき、リフォームや既存建物への追加施工にも向いています。用途に合わせた使い方を選ぶことで、効率的に効果を発揮します。
屋根・壁・床など施工場所ごとの効果

Eeeサーモは施工する場所によって得られる効果が異なります。
屋根に施工すれば太陽光からの熱を大幅に反射し、夏の暑さを軽減。壁の内側に入れると外気の影響を減らし、室内環境を安定させます。
床下に施工することで、冬場の底冷えを防ぎ、暖房効率を高めることが可能です。
つまり「熱が出入りしやすい場所」を優先して施工するのがポイントです。
- 屋根 → 太陽光からの熱を反射し室温上昇を防ぐ
- 壁 → 外気の影響を抑え快適な環境を維持
- 床 → 底冷え防止で冬の暖房効率を高める
DIY施工は可能?業者に任せるべき場合

Eeeサーモは軽く、カッターやハサミで簡単にカットできるため、DIYでも扱いやすい素材です。特に小規模な店舗や住宅のリフォームであれば、自分で施工するケースも増えています。
ただし、広い面積を施工する場合や屋根など高所での作業は安全面のリスクもあり、仕上がりに差が出やすい点に注意が必要です。本格的な効果を求める場合や、工場・大型施設への導入は専門業者に依頼するのが安心です。
効果を長持ちさせるための工夫
Eeeサーモは高い遮熱性能を持ちながらも、適切な施工や環境管理を行うことで効果を長く維持できます。
素材そのものは耐久性に優れていますが、結露や湿気の影響を考慮することが重要です。

効果の持続年数とメンテナンス

Eeeサーモに使用されているアルミ素材は紫外線を反射するため劣化しにくく、耐久性にも優れています。そのため、一度導入すれば長期間にわたって安定した遮熱効果を発揮できるのも大きな特長です。
一般的な遮熱塗料が5〜10年ごとに再塗装が必要なのに対し、Eeeサーモは基本的にメンテナンス不要で長く使用可能です。
ただし、施工部分が破損した場合や建物の改修を行う場合は、一部交換や補修が必要になることもあります。導入後の維持コストがほとんどかからないのは、大きな魅力のひとつです。
結露対策や通気性の工夫

遮熱材を施工する際に注意すべきポイントのひとつが「結露」です。熱を遮ることで室内外の温度差が大きくなり、湿気がたまると結露が発生する可能性があります。
そこで効果的なのが、通気層を確保した施工や、通気性タイプの「Eeeサーモクロスエアー」の活用です。これにより湿気を効率よく逃がし、遮熱効果を損なうことなく快適な室内環境を維持できます。
さらに、Eeeサーモエアーと断熱性のあるEeeサーモダブルを組み合わせることで、室内外の温度変化を抑え、結露の発生を防ぐ効果も高まります。結露を防ぐことは、住まいの快適性を守るだけでなく、建物そのものの耐久性を高める大切なポイントとなります。
よくある質問(FAQ)
Eeeサーモについて多く寄せられる質問とその回答をまとめました。導入を検討する際の参考にしてください。

遮熱材と断熱材の違いは何ですか?
遮熱材はアルミ箔で輻射熱を反射し、外からの熱の侵入を抑える仕組みです。一方、断熱材は空気層で熱の伝導を遅らせることに特化しています。遮熱材は薄くて軽く、特に夏の暑さ対策に効果的です。断熱材は厚みがあり、冬の保温に役立ちます。両方を組み合わせることで、夏も冬も快適な環境を実現できます。
結露や湿気への対策は必要ですか?
施工時には、シートと壁や屋根の間に数センチの隙間を確保することで、湿気の逃げ道をつくるのが効果的です。もし隙間を確保することが難しい場合は、透湿性の高い Eeeサーモクロスエアー をご利用ください。結露を防ぎながら遮熱効果を維持でき、湿気の多い環境でも安心してお使いいただけます。
施工業者です。業者用の仕切価格は設定されていますか?
はい、業者様向けの仕切価格をご用意しています。弊社に業者登録をいただき、確認が取れた場合に適用されます。仕切価格表については、お問い合わせフォームからご連絡ください。登録後は、仕入れコストを抑えて施工案件にご活用いただけます。
まとめ

遮熱材 Eeeサーモは、夏の暑さを和らげ、冬の暖かさを保つことで、一年を通じて快適な環境を実現できる建材です。純度99%のアルミによる輻射熱97%カットという高い性能は、断熱材や遮熱塗料とは異なる確かな効果を発揮します。
また、施工のしやすさや種類の豊富さから、工場や倉庫、店舗、住宅まで幅広く対応できるのも大きな魅力です。
さらに、省エネによる電気代削減やCO₂削減効果は、経済面だけでなく環境への配慮という点でも価値があります。導入前の疑問や不安も、実際の施工方法やFAQを確認すれば安心して検討できるでしょう。
Eeeサーモは、快適な空間づくりとコスト削減を両立したい方にとって、最適な選択肢といえます。