遮熱材と断熱材は、どちらも「暑さ対策」に使われますが、熱を防ぐ仕組みはまったく異なります。今回は、その違いがひと目でわかる比較実験を行いました。
実験方法
同じ形の箱を2つ用意し、片方には断熱材(高性能グラスウール10K・厚さ50mm、熱伝導率0.043W/(m・K)、熱抵抗値R=1.2㎡・K/W)、もう片方には遮熱材(Eeeサーモダブル)を設置。太陽光の代わりに発熱量の多いハロゲンライトを同時に照射し、箱内の温度変化を2時間10分にわたって測定しました。
実験動画(約1分)
実験結果
| 測定対象 | 開始時 | 2時間10分後 | 温度上昇 |
|---|---|---|---|
| 断熱材(高性能グラスウール)の箱 | 29.3℃ | 37.9℃ | +8.6℃(最高38.3℃) |
| 遮熱材(Eeeサーモダブル)の箱 | 29.1℃ | 30.3℃ | +1.2℃ |
| 倉庫内温度(室温) | 29.8℃ | 29.2℃ | −0.6℃ |
遮熱材の箱は2時間10分後も室温とほぼ同じ(差は約1℃)。温度上昇は断熱材の約7分の1に抑えられました。

なぜここまで差が出たのか
断熱材は熱の伝わりを遅らせる材料ですが、輻射熱そのものは吸収してしまうため、時間の経過とともに熱が蓄積し、下部の温度が上昇しました。実験では、ハロゲンライトの熱でグラスウール表面のフィルムが溶けるほどの熱量になっていました。
一方、遮熱材は輻射熱を反射して熱の侵入そのものを防ぐため、下部の温度は倉庫内温度とほぼ変わらないという結果になりました。
第2実験:遮熱対策「なし」との比較(約6分半)
さらに、遮熱対策をしていない箱と、遮熱材(Eeeサーモダブル)を設置した箱でも同条件で比較しました。対策なしの箱はわずか6分半で31.4℃から51.2℃(+19.8℃)まで急上昇し、50℃を超える灼熱状態に。一方、遮熱材の箱は31.3℃のままで、温度上昇はほぼゼロでした。
| 測定対象 | 開始時 | 約6分30秒後 | 温度上昇 |
|---|---|---|---|
| 対策なしの箱 | 31.4℃ | 51.2℃ | +19.8℃ |
| 遮熱材(Eeeサーモダブル)の箱 | 31.3℃ | 31.3℃ | ±0℃ |
まとめ
夏の暑さの主な原因は、太陽からの「輻射熱」です。工場・倉庫の暑さ対策には、輻射熱を反射する遮熱材が効果的です。製品や施工についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。
お見積り・お問い合わせ・製品情報
実験で使用した遮熱材「Eeeサーモダブル」の製品詳細は製品ページをご覧ください。ご購入方法は購入ガイドで、無料サンプルもご用意しています。


















